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■ 第1期制作モザイク 詳細 Data(調査中) | |||||
1931年(昭和6年)制作施行 45m2 | |||||
◎ 材 料 | |||||
ドイツ製ガラスチップ | |||||
● 大気社により、ドイツ ビロレイ・ボッホ社より輸入(大気社80年史参照)
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● 大気社80年史に於ける資料
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納入履歴(80年史63p表1-18 各建材の主な納入先より抜粋) | |||||
大正2年(1913年)三井銀行大阪支店にタイル・グラスモザイクを納入 | |||||
以降、7箇所納入の後、近三ビルに昭和6年(1931年)納入 | |||||
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近三ビル納入状況(80年62p史より抜粋) | ||||
創業当初から納入をしていたタイル及びグラスモザイクが、 | |||||
当社扱いの代表的な建材であったと言える。 | |||||
タイルとグラスモザイクは、ドイツのビロレイ・ボッホ社から主に輸入し、 | |||||
グラスモザイクのデザインは奥村が担当した。 | |||||
● ビロレイ&ボッホの社歴等(ビロレイ&ボッホ テーブルウェアジャパンHPより抜粋)
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1748年創業 1848年 ドイツ・ワダガッセンにガラス工場設立 1869年にはメトラーにモザイク工場設立。 この工場はヨーロッパ初のタイル製造専門工場で、「メトラータイル」 は大変有名になる |
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上記1848年のガラス工場及び1869年モザイク工場にて本件の材料が制作されていたかは、 | ||||
現在不明で有るが、ドイツ在住のトーマス・クレーマー 清水クレーマー佳代子ご夫妻の 現段階の調査於いては、可能性が非常に低いとの考察(調査中) |
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又、清水氏の報告によるとプール&ワーグナー社がドイツモザイクの老舗の様で有り ドイツのモザイク事情をドイツgoogleで検索した場合、プール&ワーグナーに行き着く ケースが多々あり、ドイツに於いて現在過去を問わず、他にモザイク材料を製造していた 工場若しくは工房の存在は確認出来ない(調査中) |
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● プール&ワーグナーの社歴等(goole翻訳にてドイツWikipedia参照)
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1889 年 ベルリンに本社を設立 モザイクガラス・ステンドグラスの材料及び作品の制作をする |
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イタリアの独壇場であったモザイク材料を、ドイツ国内で初めて供給した様である | ||||
その後、モザイク材料製造及び国内外に於いてモザイク壁画等の制作多数あり、 制作された作品写真を見ると、近三ビル使用の材料と同タイプ(ズマルト)で有る事が分かる |
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戦後、廃業(正確な年代は調査中) | |||||
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以上の事から、ビロレイ・ボッホが製造していた可能性は非常に低く |
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ドイツからの輸入を前提に考えた場合、日本の大気社と取引が有ったビロレイ・ボッホ社が プール&ワーグナー社が製造していた物を購入し輸出した 又は、プール&ワーグナー社の代理店の様な形で ビロレイ・ボッホ社が輸出していた可能性が考えられる | |||||
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● 参考 ガラスモザイクズマルトsample1
(イタリア Angelo Orsoni社製) |
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● 参考 ガラスモザイクズマルトsample2
(イタリア Dona Murano社製) |
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◎ 制 作 | |||||
● | 1931年当時ビロレイ&ボッホ社がモザイク制作していたとの情報も一部有るが、 | ||||
プール&ワーグナー社制作の可能性もあり、不確定なため今後も調査 | |||||
● | 紙張り制作(推測) | ||||
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ドイツより輸入の事実・仕上がり状態を考察すると、現場手張りの可能性は無い | ||||
◎ デザイン | |||||
● | 奥村新太郎 | ||||
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1931年当時 大気社 クンストスタイン工房(人造石) 彫刻制作担当 | ||||
(太平洋戦争中、空襲の犠牲と成る) | |||||
◎ 施 工 | |||||
● | 施工会社不明(調査中) | ||||
● | モルタル圧着 | ||||
* 現在、明らかになった事柄は以上であるが不確実な要素が多く、今後も調査を実行 | |||||
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